それほど頻繁に通ったわけではないのですが、あの独特の雰囲気と品のある館内は好きでした。
初めて来館したのは、ビレ・アウグスト監督の『レ・ミゼラブル』。高校受験直後の開放感一杯の中、あまり明るく楽しい作品ではなかったものの、今も主人公がセーヌ川岸を歩くラストシーンが印象に残っています。深作欣二監督の『バトルロワイヤル』は県内では草津シネマハウスしか上映しておらず、二週連続で観に行きました。スクリーンは小さかったものの、座席との距離が近く、おまけに客席数も少ないために観客同士の盛り上がりが自然と共有される空間でした。
閉館は、シネコン普及の波に押されてのことと伝えられています。けれどシネコンの、あのポップコーン臭のまとわりついた館内がどうしても好きになれない一人として、品のある映画館が少なくなることが残念でなりません。というか臭いのしないポップコーンを早く発明して欲しい・・・
10代の頃に比べれば映画も見なくなったけれど、いつかまた授業や仕事をサボって、草津シネマハウスのような映画館にフけたいものです。
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